妊娠後8ヶ月から10ヶ月ともなると胎児もお腹の中で活発に動き回る頃ですよね。
お母さんになる喜びと不安で気持ちが交錯するのも、このあたりから次第に強く感じるようになります。
妊娠後期ではお腹も大きくなり、しゃがんだり立ったりする動作ひとつひとつも大変になります。
でも、生活している以上家事は毎日発生します。
その中でも比較的力仕事で妊婦さんを悩ませているのが『洗濯』です。
妊娠後期ともなると体調もめまぐるしく変化することが多く、家事が思っているようにうまくできないと嘆く妊婦さんの声を多く聞きます。
特に妊娠前は人並み以上に家事全般をしっかりこなしていた方ほど失望感を強く感じるようです。
しかし、妊娠した経験のある女性であれば、この妊婦後期の家事ができないもどかしさは誰もが経験することです。
あなたひとりだけで悩むを抱えることなく、一緒に妊娠後期の家事のコツや負担軽減を学んでいきましょう。
もくじ
妊娠後期に気をつけたい洗濯のポイント
布団や毛布など重く大きくかさばるものは無理に抱えない
お天道様の晴れた日はついここぞとばかりに、家中の布団や毛布などを天日干ししたくなりますよね。
しかし、妊娠後期のあなたにとって無理は禁物です。
自分が思っている以上の身体の負担が大きいのが、洗濯物を干したり取り込んだりする一連の作業です。
布団や毛布といった重くかさばるものだと、ついつま先立ちになって物干し竿にひっかけようとすることもあるかと思います。
負担のかかる動きが妊婦によくないのは周知の事実なので、人によっては踏み台を使ってなんとか家事をこなそうとする方もいるようです。
しかし、万一バランスを崩して転倒するようなことがあるとお腹の中の赤ちゃんにとっては一大事です。
つま先立ちするような姿勢、あるいは踏み台を使うような動きは避け、できるだけ声に出して家族や身内の方に協力してもらうようにしましょう。
洗濯物を増やさない
妊婦後期になって洗濯が大変に感じるようになると、まず見直さなければならないのが
洗濯物の量です。
家族として共に生活している以上、洗濯物をゼロにすることはできません。
しかし工夫次第でそのボリュームを減らすことは可能です。
たとえば、バスタオル。普段であれば洗いざらしの大判のバスタオルをお風呂あがりの
都度使用しているお宅もあるかもしれません。
しかし、使用後のバスタオルは水分を吸収してしまうもののそんなに汚れてしまうわけではありません。
2回、3回と今まで以上に洗濯機に放り込むまでの使用回数を増やす、もしくは思い切ってフェイスタイルのみにするなどすれば洗濯物を減らすことができます。
下着についても、最近はユニクロのヒートテックなど薄手でもしっかりと保温効果のあるものが数多くあります。
洗濯物をかさばらせず、身体をしっかり保温でき家事の負担を減らすことができるのであれば買い換えは十分納得のいく投資といえます。
洗濯かごを最低2つは用意する
ご家庭によっては大型の洗濯カゴひとつにすべて放り込んでいるお宅もあるかもしれません。
しかし、ちょっとした家事ひとつでも大変に感じる妊娠後期では最低2つの洗濯カゴを用意した方がその後の作業がグッと楽になります。
一つのカゴはタオル、下着、靴下類用として。
もう一つのカゴはワイシャツ、上着、ズボン類として利用します。
こうしてカゴ分けすることで洗濯物が急ぎのものとそうでないものがひと目で分かります。
また、カゴ分けした洗濯物の中身を見ることで洗濯物を減らす改善のヒント、アイデアが見つかることもあります。
アイロンがけは最低限に
洗濯の総仕上げとしてアイロンがけは毎回キッチリするご家庭もあるかと思います。
しかし、反対にこのアイロンがけが洗濯の中で一番面倒と感じる方も多くいます。
代表的な改善策としてパッと浮かぶのが形状記憶シャツを使うことですよね。
でも、旦那様によっては形状記憶シャツより自然な風合いが心地よい綿のシャツを好んだり、薬品らしきものが首元に付着してヒリヒリして痛いという方も一定数います。
それほどシワになりにくい綿のシャツであれば、洗濯が完了する2~3分前に強制的に終了させ、少し水分を含んだ状態のままハンガーに吊すとよいでしょう。
薄手のシャツぐらいだと水分の重みで意外とシワも少なく乾きますよ。
どうしても綿のシャツでないと仕事に張り合いが出ないとおっしゃる旦那さんがいらっしゃるご家庭であれば、クリーニングに出すことも選択肢の一つです。
多少お金はかかるものの旦那さんが気分よく仕事され、あなた自身も家事、洗濯の負担から解放され、肉体的負担を感じやすい出産前後を精神的に楽に過ごせるのであれば一石二鳥、投資に値すると前向きにとらえることができます。
インターネット上の最新サービスを有効活用しよう
これまでは従来の洗濯の工夫や家族の協力などで改善する方法をお伝えしてきました。
しかし、ご家庭によってはどうしても旦那さんや身内の方の協力が得られない、もしくは声がかけにくいといったこともあります。
そのような場合はインターネットを活用した新しいサービスを利用してみてはいかがでしょうか?
たとえば、その一つが宅配クリーニングサービスです。
宅配クリーニングは街中のクリーニングと異なり、あなたのご自宅まで引取りからお届けまで一歩も外出することなくクリーニングが完了するサービスです。
またネットスーパーも水やお米など重いものを注文するとずいぶんと買い物の手間、負担が軽減されます。
インターネットが普及した今の時代ではまだあなたも知らないような様々なネットサービスが始まっています。
ぜひ宅配クリーニングやネットスーパーなど重くかさばるものから実際に注文してみてはいかがでしょうか。

実際に体験してみることで家事負担がグッと減り、もっと早く使っておけばと感じたり、妊婦や出産後の気持ちも前向きになれます。
知っておいて損はないと思いますよ。